横手山大回転、結果その②

ゴール地点に下りていくと、KANAは私以上にレース結果を気にしておらず。参加賞でもらったDOCOMOダケとかいうものに意識集中。滑りはどうだった?と聞いても、まともな答えが返ってきません。RUKIパパによればスタートからまっすぐ滑って行きましたよ、とのことでした。あれ、RUKIちゃんと7秒差?今シーズンで一番少ないタイム差でした。RUKIちゃんは自分の前にスタートした姉のRIRIちゃんが転倒してスタートを待たされたので、ちょっと集中できなかったせいでタイムが出なかったかもしれません。またもう一人のクラブ内のチームメイトよりも早かったようです。

KANAはレース後みんなとしゃべったり私のレースを見るなりしているうちは、まったく自分のタイムを知ろうとせず、富山に近づいてからやっと「RUKIちゃんと7秒差だったん?」と知って、自分の成績を自分で評価してました。こんなことでいいんかね〜

さてYUYAがスタートしてから3時間後の13時前になってやっと私のスタート時間になりました。旗門と旗門の間が一層ガタガタになり、久しぶりにスタート台で恐怖感を感じました。幸い子供たちはコース途中の撮影ポイントでカメラとビデオを構えていて、スタート地点には誰もいなかったので、そろそろとスタートしていきました。みんながいる場所というのは3時間前に私がRUKIパパに「ここは荒れているから注意して」と電話で教えた場所でした。この私が、まさにRIRIちゃんが転んだその場所で、左ターンで右足を踏ん張った瞬間に、右スキーが、バチンという音とともに、私のブーツから離れていきました。このまま転倒しポールに激突、この姿はYUYA撮影のビデオにしっかりと収録されてしまいました。

KANAやRUKIちゃんのスタート前にはビンディングの開放値をあげておきながら、自分のものはいじっていないという単純なミスでした。子供たちにはいい教訓になればいいか、でも悔しい。

RIRIちゃんはレースの後黙々と練習していました。よほど転んだのが悔しかったのでしょう。お互いこの悔しさを忘れずにいきましょう。
(転倒直前の私、RIRIちゃん:ちょっと小さくした合成写真です)

レース後は親たちはまだ滑ってくれることを期待したのですが、私のレースを待っている間にスタート地点の林道横の急斜面を登っては尻で滑ることを繰り返しているうちに(YUYAが一番楽しそうだった)ワンピや手袋が濡れてしまったようで、一緒に帰ることになりました。KANAはまたRUKIちゃんと一緒の車に乗りたいと言い、最後まで楽しい遠征となりました。RUKIちゃん一家に深謝いたします。この楽しさをKANAは宿題の日記に6ページにわたって書いていました。

(後記)あれこれどたばたした二日間で、家に帰ってきてみると、ビデオがない、リュックがない。YUYAにどこに忘れたんだ、と問い詰めて昼食の食堂に電話したところ、ビデオ、リュックとヘルメットがありますよ、と言われました。ヘルメット?誰の?… 私とYUYAの2人でタップリ忘れ物をしてきたようです。