ピッチャーを目指すとは

昨年まだ2年生のときになぜかKANAは「ピッチャーをやりたい。」と言い出しました。1,2年リーグの時は他に守れるところがなくて仕方なくピッチャーのポジションで出ていたので、そのために自分はピッチャーなのだ、と思い込んでいるからかと想像したのですが、そうではないようです。本当に高学年になってピッチャーとして投げたいと思っているようなのです。これを聞いた私は「そうか。じゃあ練習のためにキャッチャーミットを買わんといかんね。」と言ったところKANAはうんうんとうなずき、私もやる気満点になっていました。とてもいい雰囲気の親子の関係をかもし出していたKANAと私の横で、この会話を聞いていたいつも超冷静でドライな嫁は、鼻でせせら笑い、何がミットよというような顔をしました(この方は冷静なので言葉には出しません)。

私は腹が立ちました。子供がやりたいと言い出したことに全力でバックアップするのが親の役目だろう。それを鼻で笑うなんて…。でも〜うちにはとりあえずファーストミットがあるので、まだ球が速くないうちはこれでいいかもね〜。嫁は冷静で賢いです。

ところでKANAは手が小さいので、これまでボールを5本の指でわしづかみにして投げていました。今日は私が仕事に行かなければならないので、出勤前にKANAとグラウンドにキャッチボールに行きました。スキーシーズン中にコーチに教わった子供はとにかく褒めまくる、このスタイルでおだてます。いい気分になったころに、今日の指導を開始です。「KANAチン、いい球を投げるんだったらそろそろ3本指で投げる練習をしないと。」悔しがり屋で負けず嫌いのKANAはいつもなら人から指導されるのを嫌がるのですが、さすがに今日は十二分に褒めておいたので、素直に言うことを聞くではありませんか。

上:指導前。下:指導後の握り。かろうじて持てる程度。

このあと3本指での投球をこれ以上ないほど褒めておきました。さて父がいない夕方のチームの練習では、ちゃんと3本指で投げていたのであろうか。明日確認しなくては。