3/8練習試合 対 桜谷ファイターズ その3 父の気持ちとKANAの気持ち

今までは、はたから見ていてピッチャーの親って大変だな〜と思っていました。ストライクが入らなくて入らなくて、あるいはヒットを打たれまくっていつまでも相手チームの攻撃が終わらなくて、など、困っている子に対してどのような言葉をかければいいのかわからず立ち尽くしている親御さんの姿を見てきました。
今回野球部に入った3人目のわが子がはじめてピッチャーをすることになリ、初めてピッチャーの親となった父はどうすればいいのだろうとずっと悩んでいました。本当にアウトが取れない、打者が一巡してもまだワンナウト、いつまでこの攻撃が続くのかと。父はKANAがいつ泣き出すかと心配していました。
一方マウンド上のKANAはなぜか落ち着いているように見えました。何本ヒットを打たれようが、何点取られようが、同じペースで、適度にけん制を混ぜながら、淡々と投げていました。
試合が終わってKANAに聞いてみました。答えは「楽しかった。」。頼りないピッチャーでチームに対して申し訳ないのですが、KANAは十分マウンドを楽しんでいたそうです。しかもあの山なりの球しか投げれないくせに「三振取れてうれしかった。」などと言うのは父の想定外でした。3年生でも三振を取りたいなどと考えるんですね。
KANAの学校の宿題の感想文です。

いつまでピッチャーをできるかわかりませんが、成長していってチームのみんなから信頼される選手になってほしいです。