レース出場を断念した父

学生時代スキーレースにかけてきた父。

働くようになって約10年間ブランクがありましたが、長兄があるきっかけで八尾ジュニアスキーレーシングチームに入ることになって自分も試合に出るようになり、子供達と一緒に試合に出て、一緒に板を手入れして…、と頑張ってきました。
しかしブロガーになってはじめて迎えた先シーズン、何か自分のスキーに対する取り組みが変わってきました。自分が滑るよりもKANAの写真やビデオを撮ることが多くなりました。コンタクトレンズをつけていても遠近両用メガネをかけて滑らなくてはいけなくなってきたのも苦痛でした。
今シーズンはコンタクトレンズを新調してメガネなしで滑れるようにしましたし、外足内足の使い方もこれだと感じるものがあって、頑張るぞと意気込んでいたのですが…
車山では子供達の後ろをついてフリー滑走中に転倒、顔面を強打して流血事件を起こし、1月9日の練習では滑走中に足を取られて転びそうになると「もっとひどい怪我をして仕事に支障がでるようなことになっては…」と考えるようになってしまいました。
新しいことに挑戦するワクワク感よりも、失敗したらどうしようという不安感のほうが大きくなる、こんなふうに考えるようになってしまうほど年をとったのかと落ち込むのですが、これでは練習に取り組むこともできませんし、今後は富山県連の大会には出場しないと決めました(涙)。
このように決断したあとに、11日の県チルドレン選手権のコース準備の際に横滑りのゆっくりとしたスピードで転倒、右肩鎖関節脱臼を受傷してしまいました。現在右肩は半分くらいしか上がらず、大工用具を使わなければいけない仕事に影響が出ます。試合に出るのをやめようと決断した後でも怪我をしてしまうのですから、父の悩みは深いです。
こんな父を見たKANA、昨晩は寝る前に「よくそんなに転べるね〜。」って。グサッときました…