父の恩人、SARAちゃん父

以前父の両親が父に何か得意なスポーツを作るためにスキーをさせてくれていた話を書きました。小学生の間は毎週日帰りで極楽坂に連れて行ってくれたり、YMCAのキャンプに行ったり…
そのなかで父のスキー人生が大きく変わったのは小6のときのSARAちゃん父とのスキーでした。
S寿郎さんの1年下になるSARAちゃん父は、あの当時スキー場周囲の子しか速い子がいなかった中、富山市の市街地在住でありながら中2の時に県中学選手権で4位になりました。中3の時も出場していたら間違いなく全中に行っていたでしょう。
SARAちゃん父は一家であの当時ですごいスキーの取り組みをしており、周りに一緒に滑れるような子がいなかったのですが、小学校6年時に何とか一緒に滑れそうな同級生を選んであわすのスキー場の平井山荘への泊りがけのスキーに誘ってくれました。そのときにYMCAで知り合いだった隣の小学校に通う父に声がかかったのでした。ただ泊まるだけでなく、翌日曜日の大回転の大会に出ることになっていたとは露知らずに…
試合のほうはビリに近かったと思いますが、これがきっかけで父はアルペンスキー競技に足を踏み入れていくことになりました。中2の頃は毎週あわすので大会があったのですが、父はたった一度3位になって賞状をもらったことがあったのは、SARAちゃん父が忌引きで休んだときでした(笑)。同じ中学、高校、同じ大学(一時同じスキー部に所属)に進み、就職した後はお互い修行期間を経て富山に戻ってきて、今二人とも子沢山になっても一緒のクラブで子供たち同士が仲良く滑っています。彼がいなければあわすのにも平井山荘にも縁がなかったと思います。
今は仕事の関係で私たち二人で一緒にスキー場にいることができるチャンスは少ないですが、今シーズンに関してはビデオ撮影でお互い補い合って子供の滑りを記録していました。いまSARAちゃんとKANAは別々に隣の小学校に通っていますが、このまま行けば一緒の中学になる可能性もあり、まさに父達の関係と同じです。子供たちにも楽しい思いをさせてあげて、ウン十年後にはお互いに思い出を語り合えるようになってほしいものです。

ちなみにSARAちゃん父、身長が高くて一見かっこいいですが、話すとかなり面白いです(笑)