父が仕事を休めない理由

火曜日に手首の骨折を金属製のプレートとネジで固定する手術を受けました。通常は数日入院して2週間程度仕事を休むというのが一般的なようです。しかし父は水曜日から働かざるをえませんでした。
というのは父の業界は、超人材不足なのです。これまではそうでもなかったのですが、数年前に国が父の業界の再編を意図してある制度(大学を卒業したら2年間はいろいろなことを広く浅く学ぶ)を作りました。これはある意味お客さんの立場にたってという名目ですが、今の時代お客さんが専門性を求めていることは明らかです。この制度の真の狙いはこれまで父の業界の人事権を握ることができなかった国などの官公庁が、システムを変えることによって人事権を奪うため、と思われます。
その結果、父の業界の新人たちは条件の良い都会のほうに集中してしまい、地方は人材不足に陥りました。これまで人事権を握っていた地方大学の○局は弱体化しました。官公庁の狙い通りになりつつありますが、ここまで地方が人材不足になるとは予想していなかったでしょう。5年後、10年後あたりには地方はもっと悲惨なことになりそうです。
父の業種をご存知の方に、こんなことが起こり始めていることを知っていただけたらと思い…
今日もKANAをスキーに連れて行けず、明日は○○さんにお願いして何とか滑走日数を保っています。