老いを感じて

このブログを見ていらっしゃる方は、KANAのような小学生を持っていらっしゃる方が多いのではと思います。父にとってKANAは末っ子なので、父よりもう少し若い30代か40代前半の方が多いのではと想像しています。
父もこの年代の頃は、学生時代からしばらく封印していた競技スキーを再開し、カービングスキーに代わって大きく進化した技術を理解したり、実践したりするのに必死で、できることがどんどん増えていくのが楽しかった。一方野球に関してもこの頃は長兄次兄に付き合って、キャッチボールもうまくなっていくなあと感じて、すべてが上昇気流に乗っていました。しかし…
40代半ばから目が見えにくくなってついに遠近両用メガネを装着、この冬に今まで一度もけがをしたことのないスキーで右肩鎖関節脱臼を受傷しました。これで競技スキーをあきらめたにもかかわらず、翌年にはスキーで転んで右手首の骨折、手術を受けることになりました。ここ2,3年で今までの自分と違うんだということを感じています。
上昇気流にいるころは、すべてに対してActiveで、突っ走るのみでした。日曜日などに野球の試合がなければどうしてこんなもったいない休みを過ごさなくてはいけないんだ、とやきもきしたり、スキーシーズンが近づけば10月から滑り始めないとトップ選手にはなれないと長野県まで通ったり、本当に一直線に進むばかりでした。
今は30代後半から40代前半の指導者、父兄の方が「なんで休みの日なんに試合も練習もないがよ。」とか、いらいらされている姿を見ると、自分も前はああだったなと思います。
最近はちょっと丸くなった、すなわち休みの日に野球がなくても何かはできるわ、スキーも10月の条件の悪い時に滑っても意味ないわ、と、自分の意識の違いを感じています。
本当はこだわりを持って少しでもいいことを積み重ねていくことが、成長していくために一番重要と思うのですが、だんだんとそんな小さいことにこだわっても仕方ないな、などと考えることが増えてきました。
年をとったのか…
というわけで、夏休み初日でまだ起きてこないKANAを起こして朝錬に行くのはやめたのでした(笑)