ワックスを塗るということ

昨日子供のスキーの板に2時間以上かけてワックスを塗ると書きました。野球の方は???と思われたのではないでしょうか。

次回滑りに行くためにどのようにワックスを塗るかというと、
1)前回滑走後に滑走面に染み出たワックスを丁寧に落とす(汚れがついているので)
2)それでも取りきれない汚れを落とすために、やわらかいワックスをアイロンで溶かし塗って、すぐスクラッパーで落とす。
3)滑走面にしみこませる雪質にあったワックスをアイロンで溶かし塗って、1時間以上冷えるのを待つ。
4)しみこみきらなかったワックスをスクラッパーで落とす。
5)2,3種類のブラシで滑走面を磨く。
などなど、これでもごく一部です。

大事な試合の前ともなれば、まだこの上にいろいろな工夫をした別の種類のワックスを塗ります。

結局スプレー式ワックスを塗るときは自分の体は一本の板に対して片道1回だけ動かせばいいわけですが、この塗り方だとスクラッパーで落とす、アイロンを塗る、ブラシでこするなど全部入れれば一本の板に対して体は30〜40往復していることでしょう。

わたしはこの作業をKANAとYUYA(この子は試合のときだけ)の二人の板にシーズン中に週1、2回行っていました。二人の板に試合用のワックスを塗ることになれば、どうしても2時間はかかってしまいます。

これに対して、試合後に「今日の板は滑らんかった。」と言われようものなら、もうがっくりです。逆に「今日は滑った〜。」と言ってくれてしかもタイムが良ければ、これ以上の喜びはありません。こう言ってもらえるように、父は地下室にこもってワックスを塗っているのでした。

KANAはまだ力がないのでできることはワックスをアイロンで溶かすくらいです。上の兄二人と同様に5年生頃から少しずつ自分でさせていくつもりですが、力のなさを見かねて手を出してしまいそうだな〜