県中学選手権、高校選手権を終えて

14,15日は全国大会の予選をかねた試合でした。スキーの競技特性上タイムという絶対的な基準で序列が付けられ、かつ途中で失敗すると取り返しがつかない、という難しさがあります。KANAと同じクラブの子でGS(大回転)、SL(回転)ともに全国大会にいけた子もいれば、片方は失敗してしまった子、両方とも届かなかった子、と今年も悲喜こもごもの結果でした。
大会に出場するのはそのような高い目標の子ばかりではなく、うちの様にスキーが好きで練習に取り組んでいるだけ(?)の子もいます。父も昔はこの中の一人でした。中2のときの牛岳での中学選手権のことで覚えていることといえば、120人くらい出場していて、初日の大回転ではコースの途中で父に声援を送ってくれた友達の母のほうを振り返ったおかげで(笑)120人中95位でしたが、翌日の回転では30位でした。チーム内順位は5人中5位でほとんど最後のほうのスタート順でしたし、このころのコースの荒れ方は半端でなかったので、遅いスタートから上のほうへいけたんだという思い出が満足感として残っています。これが大学に入ってもっと一生懸命スキーに取り組みたいと思った原動力になりました。
KANAは中学に入ったら○○をするから中学選手権には出んかも…などと発言しています。たぶんいい結果が出ないと思っているのでしょう。今の時代、なんでもトップでないと…、という風潮があって競技を絞り込む傾向にありますが、県の最高峰の大会にそれなりにでも一生懸命取り組めば何かを感じられるはずです。普段したことのないコントレをしたためなのか(笑)、あまりにひどい天気にさらされたためなのか帰宅してから寝込んでしまった次兄でも何かを感じているでしょう。結果だけを考えるのではなく、好きなことに一生懸命取り組むようになってほしいものです。

(追記)トップを目指す子のみならずうちのようなレベルの子のことも考えて、いろいろなトレーニング環境を考えてくださるOHYAMAスポーツクラブの方に深謝いたします。