10/10 富山少年野球リーグ 最終戦 対 新保ロイヤルズ その4

6-5で迎えた7回表、この回を押さえればレンジャーズの勝利です。同点に追いついた5回裏の頃から、ベンチも応援しています。試合に出たこともない2年生も含めて、一体となってものすごい大きな声が出ていました。

簡単に2アウトをとりますが、相手の10番は三遊間を抜けるヒット。ここでキャプテンがマウンドに選手を集めました。

4月からの勝率が2割台のチームですから、これまでのほとんどの試合では子供たちはミスをしてベンチから叱られている姿がほとんどでした。ところが最後の最後でこんなに楽しそうな表情を見られるとは…
しかしこのまま終わるほど世の中は甘くありませんでした。2アウト3塁となって、バッターの打球はフライとなりました。誰もが勝利を信じた瞬間…、落球。同点となりました。

それでも誰もがそのミスを責めることなく、その後の打者を押さえました。7回裏の攻撃は下位打線。決して足が速くない6年生が出塁します。俊足の5年生を代走に出したり、下がり調子の6年生に代打を出したり、勝利のみを目指す監督さんならそういう采配をされたでしょう。しかしうちの監督さんは6年生に対して「お前に任せたよ。」と打席に送り出しました。結果的にはこのまま同点で試合が終了しましたが、ずっとこのチームでやってきて一貫性を持ってご指導いただいて、本当によかったと思いました。
これで富山少年野球リーグのアメリカンリーグで8チーム中7位が確定。3,4年リーグの時は4位だったので、この時から見るとチーム力が下がってしまったのは悔しいところです。しかし最後のリーグ戦が監督さんからの酷評で終わった年もありました。それに比べれば、とにかくチーム一丸となって試合や応援ができたことが、本当にうれしかった。