スキー競技を続けるうえで思うこと

ウインタースポーツの競技人口が減っています。例を出せば、父が中学選手権に出ていたときは中学生男子だけで120人は出場していたのに、今は男子は30人、女子は20人ちょっと。少子化と言うことを差し引いても少なすぎ。学生時代に低いレベルではあるものの競技スキーに打ち込んでいた父にとっては、憂慮すべき現実です。
でも、こうなってしまうのもやむを得ないな、と思う理由、それは県のトップレベルの子たちの3学期の生活、すなわち学校に行くことができるのはほんの数日という現状



ここからあとは、あくまでもともとそこまでの才能がない子の親の視点です


親としてスポーツを通じて子供に学んでほしいことは、1)好きなことを頑張るということはどういうことか、2)続けることの大事さ、の2点と思います。この2点を突き詰めると小学生から中学生の時点で一つのスポーツに決めて、スキーにしてしまうと3学期に学校に行けなくなるほど滑ることになってしまう…


今は何事もするならすべての力を注いで、でないと許されない時代。それが他のスポーツよりもスキーを続けることが難しくなっているように感じます。そこまでのことはできないので、やめていく子がどうしても多くなるのだと思います。


長兄は中学2年を最後にもう試合には出んわと言いました。これが最も多い考えか
次兄は頑張るという考えには程遠くて楽しいほうにばっかり目が行く子。あわすのフリーエントリー大会に出ると決めていても、前日には練習もしないというニート状態。それでも試合に出ています。頑張らない姿勢には親として腹が立ちますが、競技を続けるという点ではこれもありか、と不思議に思って見ています。
KANAは小学生の間に関しては所属していた西田地方レンジャーズの冬の活動が少なかったために野球とスキーをある程度両立していましたが、中学生になったらメインのスポーツのほうからストップがかかる場合もあるのでどうなるかはわかりません。


父としては白か黒かを決めるのではなく、白に近いあるいは黒に近い灰色でも続けてくれるのがいい。最終的にいつかは、1)好きなことを頑張るということはどういうことか、2)続けることの大事さ、の2点をわかってくれればいいと思っているので…